2019年03月26日
痛み止めの正しい飲み方って??
こんにちわ
伊東歯科医院です
花粉症で悩んでいる私ですが、みなさん大丈夫でしょうか??
今日は薬、とくに鎮痛剤についてお話したいと思います。
病院で処方される鎮痛剤、皆さんがよく知っているこの3種類。
1 ロキソニン・ボルタレン
2 カロナール
この3つは作用機序(薬が作用するメカニズム)が異なります。
作用機序については非常に難しいため、ここでは書きませんが、とにかくロキソニン・ボルタレン と カロナール は鎮痛薬の種類が異なるということです。
ちなみに、
院長のセミナーでも鎮痛薬について講義されますが、実に難しい。。。。
ということで 今回は本当に簡単に 簡単に 簡単に 説明させていただきます。
ロキソニン・・・鎮痛+抗炎症+解熱
ボルタレン・・・鎮痛+抗炎症+解熱
カロナール・・・鎮痛+解熱
の作用があります。
が、ここで要注意!!!
ロキソニンとボルタレン・・・
消化器官に異常のある方(胃の血流を悪化させ、血小板や胃、腎に悪影響を与えてしまいます)
インフルエンザに罹患している方、
妊婦さん(妊娠中に投与すると、胎児のに動脈管閉鎖の危険性があります。母乳中は問題ありません)
高齢者は量に注意!!常量の半分から3分の2程度でも有効性があります。
カロナール・・・
肝機能障害のある方は、服用量に注意です。
妊婦さんも今のところ大丈夫と言われていますが、2018年の研究発表では、妊娠中に服用すると、生まれてくる子供の精神発達遅滞の関連性があるのではないかと報告されています。
当院ではアセトアミノフェイン=カロナールを処方しています。
30年以上歯科麻酔医として多くの患者さんの全身管理をされてきた院長が、なぜカロナールを処方しているか、 簡単に、簡単に説明させていただきます。
1 効きが早い・・・空腹時に服用するとすぐに吸収され血中濃度が上がり、非常に効きが早いです
2 妊娠中でも服用できる・・・今のところ安全と言われていますが、妊娠中に服用すると、生まれてくる子供の精神発達遅滞の関連性があるのではないかと報告されています。
3 顆粒で飲みやすい・・・当院では錠剤ではなく顆粒タイプを処方しています。ほのかに甘く、大変飲みやすいです。
4 正しい服用量・・・一回に1000mg 一日4回(一日量4000mg) 服用して頂いています。
ほとんどの歯科医院は、痛みが出たときに一回200mg~400mgを一日3回まで、食後に服用するよう指示されると思います。
まず、痛みが出てから服用しても鎮痛作用の効果は半減してしまいます。痛みが出る前に血中に溶かしておくことによって、鎮痛効果を増強させます。
次に、一回の服用量が少なすぎます。
アセトアミノフェインの一日量4000mgまで服用しても大丈夫です。
また、高齢者や肝機能障害、他全身疾患のある方は、服用量は院長の指示の元で管理をさせていただいています。
飲むタイミングですが、一般的に空腹時は避けるようにと言われますが、空腹時のほうが吸収率がよく早く効果が出ます。
アセトアミノフェインは抗炎症作用はないので、外科処置(抜歯、切開、インプラントなど)を行った後に処方するときは必ず抗生剤を処方します。
思っている方、飲むタイミングや服用量を一度確認してみましょう
子供用と思っていたカロナール。。。実はとても鎮痛作用が高く、効きの早いものでした
また、飲む際は水よりお湯の方が吸収率がいいそうですよ
疾患のある方は自己判断ではなく、必ず医師に相談してくださいね

花粉症で悩んでいる私ですが、みなさん大丈夫でしょうか??
今日は薬、とくに鎮痛剤についてお話したいと思います。
病院で処方される鎮痛剤、皆さんがよく知っているこの3種類。
1 ロキソニン・ボルタレン
2 カロナール
この3つは作用機序(薬が作用するメカニズム)が異なります。
作用機序については非常に難しいため、ここでは書きませんが、とにかくロキソニン・ボルタレン と カロナール は鎮痛薬の種類が異なるということです。
ちなみに、
院長のセミナーでも鎮痛薬について講義されますが、実に難しい。。。。
ということで 今回は本当に簡単に 簡単に 簡単に 説明させていただきます。
ロキソニン・・・鎮痛+抗炎症+解熱
ボルタレン・・・鎮痛+抗炎症+解熱
カロナール・・・鎮痛+解熱
の作用があります。
が、ここで要注意!!!
ロキソニンとボルタレン・・・




カロナール・・・


当院ではアセトアミノフェイン=カロナールを処方しています。
30年以上歯科麻酔医として多くの患者さんの全身管理をされてきた院長が、なぜカロナールを処方しているか、 簡単に、簡単に説明させていただきます。
1 効きが早い・・・空腹時に服用するとすぐに吸収され血中濃度が上がり、非常に効きが早いです
2 妊娠中でも服用できる・・・今のところ安全と言われていますが、妊娠中に服用すると、生まれてくる子供の精神発達遅滞の関連性があるのではないかと報告されています。
3 顆粒で飲みやすい・・・当院では錠剤ではなく顆粒タイプを処方しています。ほのかに甘く、大変飲みやすいです。
4 正しい服用量・・・一回に1000mg 一日4回(一日量4000mg) 服用して頂いています。
ほとんどの歯科医院は、痛みが出たときに一回200mg~400mgを一日3回まで、食後に服用するよう指示されると思います。
まず、痛みが出てから服用しても鎮痛作用の効果は半減してしまいます。痛みが出る前に血中に溶かしておくことによって、鎮痛効果を増強させます。
次に、一回の服用量が少なすぎます。
アセトアミノフェインの一日量4000mgまで服用しても大丈夫です。
また、高齢者や肝機能障害、他全身疾患のある方は、服用量は院長の指示の元で管理をさせていただいています。
飲むタイミングですが、一般的に空腹時は避けるようにと言われますが、空腹時のほうが吸収率がよく早く効果が出ます。
アセトアミノフェインは抗炎症作用はないので、外科処置(抜歯、切開、インプラントなど)を行った後に処方するときは必ず抗生剤を処方します。
痛み止めを飲んでも効かない!!
思っている方、飲むタイミングや服用量を一度確認してみましょう

子供用と思っていたカロナール。。。実はとても鎮痛作用が高く、効きの早いものでした

また、飲む際は水よりお湯の方が吸収率がいいそうですよ

疾患のある方は自己判断ではなく、必ず医師に相談してくださいね

Posted by ito-shika at
14:34
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